ゴーヤ

【伊藤商店の野菜ソムリエMrs.Yukoレポート】知っている?苦いゴーヤが体に良い理由

今日は、夏野菜の代表格であり、独特な苦味が特徴の「ゴーヤ」についてお話しします。ゴーヤは、その苦味から敬遠されがちですが、実はこの苦味成分こそが健康に多くのメリットをもたらしてくれるのです。伊藤商店でも毎年、健康を意識される多くの方々に人気があり、夏の定番野菜として愛され続けています。

この記事では、ゴーヤの苦味がどのように健康に役立つのか、その理由について詳しくご紹介します。また、ゴーヤを使った美味しいレシピもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. ゴーヤの栄養価と健康効果

ゴーヤは栄養価が非常に高く、「夏バテ防止」や「健康維持」に役立つ成分がたっぷり含まれています。主な栄養素とその効果について見ていきましょう。

ビタミンC

ゴーヤにはレモンに匹敵するほど豊富なビタミンCが含まれており、その量は一般的な夏野菜と比べても突出しています。ビタミンCは抗酸化作用が強く、体内の活性酸素を抑制し、免疫力を高める効果があります。また、ビタミンCは熱に弱いとされていますが、ゴーヤのビタミンCは熱に比較的強く、炒め物などでもビタミンCを効率よく摂取できます。

モモルデシン(苦味成分)

ゴーヤの独特の苦味の元となる成分が「モモルデシン」です。モモルデシンには消化を促進する作用があり、胃腸の働きを整える効果があります。さらに、この苦味成分は、食欲を抑える効果があるともいわれており、ダイエットを意識する方には嬉しい成分です。胃腸が元気になることで、体全体のエネルギー代謝もアップし、夏の疲れも吹き飛ばしてくれるかもしれません。

食物繊維

ゴーヤは食物繊維も豊富で、便秘改善に効果的です。特に水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれているため、腸内環境を整えやすく、体内の老廃物の排出を助けます。腸内環境が整うと、美肌効果や免疫力アップにもつながるので、健康だけでなく美容にも良い影響が期待できます。

2. ゴーヤの苦味の効能と健康への影響

ゴーヤの苦味は、最初は苦手と感じる方も多いかもしれませんが、この苦味こそが健康の鍵を握っています。具体的にどのような効能があるのでしょうか。

① 血糖値の安定

ゴーヤに含まれる成分には、血糖値を安定させる効果が期待されています。特に、モモルデシンと呼ばれる苦味成分には血糖値を正常に保つ働きがあり、糖尿病予防にも効果的とされています。血糖値の急激な上昇を抑えるため、食事中に摂取することで体内の血糖値をコントロールしやすくなります。

② 抗酸化作用によるアンチエイジング

ゴーヤに含まれるビタミンCやポリフェノールは強い抗酸化作用を持っており、体内の細胞を酸化から守ります。酸化が進むと肌の老化やシミ、しわの原因にもなるため、ゴーヤを日常的に取り入れることでアンチエイジング効果も期待できます。

③ 疲労回復効果

ゴーヤにはカリウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富です。これらのミネラルは、汗をかきやすい夏に不足しがちな成分であり、体内の電解質バランスを整えるのに役立ちます。特にカリウムは、体内の塩分濃度を調整し、むくみの改善や血圧のコントロールにも効果的です。

3. ゴーヤのおいしい選び方

さて、健康効果が高いゴーヤですが、せっかくなら美味しいゴーヤを選びたいですよね。伊藤商店の野菜ソムリエとして、美味しいゴーヤを見分けるポイントをお伝えします。

① 色が濃い緑色でハリがあるもの

新鮮なゴーヤは、全体的に濃い緑色をしており、表面にハリがあります。表面がシワシワしていたり、黄ばみが出ているものは鮮度が落ちている可能性が高いです。

② ずっしりと重みがある

ゴーヤを手に持ったときに、ずっしりとした重みを感じるものが理想です。重さがあるゴーヤは水分が豊富で、みずみずしさも感じられます。

③ 表面のイボが均等に並んでいる

ゴーヤの表面のイボが均等に並んでいるものほど、品質が良いとされています。イボが大きすぎるものや、形がいびつなものは、成熟が不均一な可能性があるため避けた方が良いかもしれません。

4. ゴーヤのおすすめレシピ

ゴーヤの苦味を和らげて美味しく食べられる、家庭で簡単にできるレシピをご紹介します!

ゴーヤチャンプルー

ゴーヤといえば定番の「ゴーヤチャンプルー」。ゴーヤ、豆腐、豚肉を炒めた沖縄の伝統料理です。苦味を楽しみながら、栄養もたっぷり摂取できます。

材料

  • ゴーヤ 1本
  • 豆腐 1/2丁
  • 豚肉(薄切り)100g
  • 卵 1個
  • 塩・こしょう 適量
  • 醤油 少々

作り方

  1. ゴーヤを縦半分に切り、種とワタを取り除き、薄くスライスします。塩で揉んで10分ほど置き、水でさっと洗い流して苦味を和らげます。
  2. 豆腐は水切りをし、一口大に切ります。
  3. フライパンで豚肉を炒め、ゴーヤと豆腐を加えます。
  4. 最後に溶き卵を流し入れ、塩・こしょう・醤油で味を整えたら完成です!

ゴーヤピクルス

材料

  • ゴーヤ:1本
  • 酢:100ml
  • 砂糖:50g
  • 塩:少々
  • 鷹の爪(輪切り):適量(お好みで)

作り方

  1. ゴーヤを縦半分に切り、スプーンでワタと種をしっかり取り除きます。薄くスライスしたら、塩もみして10分ほど置きます。これで苦味が少し和らぎます。
  2. 塩もみしたゴーヤを水でさっと洗い、水気をよく切ります。
  3. 鍋に酢と砂糖を入れて弱火で煮溶かし、砂糖が溶けたら火を止め、粗熱を取ります。清潔な保存容器にゴーヤと甘酢、鷹の爪を入れ、冷蔵庫で1時間以上漬け込みます。ひと晩漬け込むと味がしっかり馴染みます。
  4. トマトなど他の野菜を一緒に漬けても良いですね。
  5. お好みのタイミングで取り出して、お召し上がりください!

5. ゴーヤの歴史と文化

ゴーヤは古くから東南アジアを中心に栽培され、日本にも沖縄を通じて伝わりました。特に沖縄では、ゴーヤは「ニガウリ」とも呼ばれ、健康に良い夏野菜として広く親しまれています。沖縄の長寿の秘密のひとつとも言われるゴーヤ。栄養価が高く、現代の健康志向の高まりとともに全国でも人気が広がっています。

いかがでしたか?ゴーヤには、夏を元気に過ごすためのたくさんの栄養と健康効果が詰まっています。その苦味も、私たちの健康をサポートする貴重な要素です。伊藤商店では、新鮮で美味しいゴーヤを取り揃えてお待ちしています。

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