たけのこ徹底ガイド！選び方、アク抜き、レシピを野菜ソムリエが解説

こんにちは！東京・葛飾で四代続く老舗八百屋「FOOD PLACE ITO伊藤商店」の野菜ソムリエ、Mrs. Yukoです。
新鮮で美味しい野菜を皆さんにお届けすることをモットーに、栄養たっぷりのレシピや食べ方をご紹介させていただきます。

春の食卓に、独特の香りとシャキシャキとした食感を届けてくれるたけのこ。「春の味覚」として、楽しみにしている方も多いのではないでしょうか？

「たけのこって、どうやって選べばいいの？」「アク抜きが難しそう…」「どんな料理に合うの？」
今日は、そんな疑問を解決しちゃいます！

野菜ソムリエのMrs. Yukoが、たけのこの魅力を徹底解説。選び方から、簡単で確実なアク抜き方法、栄養満点レシピまで、たけのこを最大限に楽しむための情報をお届けします。この記事を読めば、あなたもたけのこの虜になること間違いなし！

1. たけのこってどんな野菜？ – 知っておきたい基本情報

たけのこは、イネ科の植物である竹の若い芽のことです。

たけのこは、成長が早く、1日に1メートル以上も伸びることがあります。

たけのこの旬は、4月～5月頃です。

FOOD PLACE ITOでは、孟宗竹のたけのこを中心に、その時期に一番美味しい産地のものを取り扱っています。

せっかくタケノコを買うなら、えぐみが少なく、美味しいものを選びたいですよね！そこで、FOOD PLACE ITOの八百屋のプロが、新鮮なタケノコを見抜くための３つのポイントを伝授します！

穂先の状態: 穂先が黄色く、閉じているものを選びましょう。
- 穂先が緑色になっているものは、日光に当たってアクが強くなっている可能性があります。
  また、穂先が開きかけているものは、鮮度が落ちている可能性があります。
  穂先がピンと尖っているものが、新鮮な証拠です。
切り口の状態: 切り口が白く、みずみずしいものを選びましょう。
- 切り口がピンク色や茶色に変色しているものは、収穫から時間が経っている可能性があります。
  また、切り口が乾燥しているものも、避けた方が良いでしょう。
  切り口から水分が染み出ているものは、新鮮な証拠です。
重さ: 持ってみて、ずっしりと重みがあるものを選びましょう。
- 重みがあるものは、水分をたっぷり含んでいて、新鮮な証拠です。
  同じくらいの大きさのたけのこをいくつか手に取り、重さを比べてみるのがおすすめです。
  軽すぎるものは、水分が抜けてしまっている可能性があります。

たけのこを選ぶ際は、皮の色にも注目してみてください。皮が赤茶色で、ツヤがあるものがおすすめです。

たけのこは、アクが強く、そのままでは食べられません。アク抜きをすることで、えぐ味を取り除き、美味しく食べることができます。

米ぬかを使う方法:
1. たけのこを水洗いし、先端を斜めに切り落とします。
2. 皮ごと鍋に入れ、たっぷりの水と米ぬか (大さじ3〜4) を加えます。
3. 落とし蓋をし、弱火で1時間ほど茹でます。
4. 茹で上がったら、そのまま冷めるまで置いておきます。
5. 冷めたら、皮をむき、水洗いしてアク抜き完了です。
重曹を使う方法:
1. たけのこを水洗いし、先端を斜めに切り落とします。
2. 皮ごと鍋に入れ、たっぷりの水と重曹 (小さじ1〜2) を加えます。
3. 落とし蓋をし、弱火で30分ほど茹でます。
4. 茹で上がったら、そのまま冷めるまで置いておきます。
5. 冷めたら、皮をむき、水洗いしてアク抜き完了です。

たけのこのアク抜きは、焦らずじっくりと行うのがポイントです。茹で汁が冷めるまで置いておくことで、アクがしっかりと抜けます。

たけのこには、食物繊維、カリウム、チロシンなど、体に嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。

たけのこは、食物繊維が豊富なので、便秘気味の方におすすめです。

たけのこは、アク抜き後も、時間が経つと風味が落ちてしまうため、適切な方法で保存することが大切です。

冷蔵保存:
1. アク抜きしたたけのこを、水に浸し、タッパーなどの容器に入れます。
2. 冷蔵庫で保存し、毎日水を取り替えます。
- 保存期間: 約3〜4日
冷凍保存:
1. アク抜きしたたけのこを、食べやすい大きさにカットします。
2. 冷凍用保存袋に入れ、平らにして冷凍します。
- 保存期間: 約1ヶ月

たけのこを冷凍保存する場合は、解凍せずに、凍ったまま調理するのがおすすめです。