こんにちは!「FOOD PLACE ITO 伊藤商店」です!
私たちは、このたび株式会社アルフォ様と提携し、食品廃棄物のリサイクルを通じて持続可能な社会の実現に向けた取り組みをスタートしました。この提携は、食品循環資源の再利用を推進する改正食品リサイクル法(平成19年12月1日施行)に基づくものであり、消費者庁、環境省、農林水産省が推奨する「食品ロス削減国民運動」に賛同するものです。
今回は、伊藤商店がどのように食品リサイクルに取り組んでいるのか、また提携先である株式会社アルフォ様の役割について詳しくご紹介します。
食品リサイクルとは?
食品リサイクルは、私たちが日々の生活やビジネス活動で排出する食品廃棄物を、再び資源として活用するための取り組みです。食品循環資源の再利用を促進する改正食品リサイクル法では、食品廃棄物の再利用を義務付けることで廃棄量を削減し、環境への負荷を軽減することを目的としています。
伊藤商店では、廃棄される食材や食品を家畜用飼料や肥料として再生利用することで、循環型社会の構築を目指しています。伊藤商店ではこの仕組みを活用し、地域社会と地球環境のために貢献したいと考えています。
株式会社アルフォ様
伊藤商店が提携する株式会社アルフォ様は、食品廃棄物のリサイクルにおけるプロフェッショナルです。同社は、都内近郊から排出される事業系一般廃棄物(調理残さ、食べ残し、売れ残りの食品廃棄物)や、産業廃棄物(食品製造・加工課程で排出される食品残さ)を受け入れ、独自の技術で乾燥処理を行っています。
乾燥処理によって生まれるのは、家畜用配合飼料の原料です。この原料は、株式会社アルフォ様によって廃棄物としての行き場を失った食品が新たな命を吹き込まれた結果の産物です。この先進的な取り組みにより、多くの食品廃棄物がただのゴミではなく、有用な資源として再生されています。
伊藤商店の新しい取り組み
伊藤商店は、食品廃棄物を単なる廃棄物とせず、「次の命を育む資源」と捉える考え方に賛同し、この提携に至りました。これにより、店舗で排出される食品廃棄物を株式会社アルフォ様に提供することで、家畜用飼料やその他の資源に変えるサイクルを実現しています。
例えば、売れ残ってしまった野菜や果物、加工中に生じる食品残などを適切に仕分けし、アルフォの施設へ運搬します。その後、乾燥処理を施すことで、無駄なく資源として再利用されます。この仕組みは、環境への負荷を大幅に軽減するだけでなく、食品ロス削減運動に具体的な形で貢献するものです。
改正食品リサイクル法について
食品循環資源の再利用を義務付けた改正食品リサイクル法は、平成19年12月1日に施行されました。この法律は、食品廃棄物の削減や再利用を促進することで、廃棄量の削減と地球環境保全の両立を図ることを目的としています。
企業や事業者には、食品廃棄物の再利用率向上のための目標が設定され、未達成の場合には改善を求められるケースもあります。この法改正により、食品関連事業者が環境負荷軽減のために果たすべき役割が明確化されました。
食品ロス削減国民運動への呼応
私たち伊藤商店は、消費者庁、環境省、農林水産省が推奨する「食品ロス削減国民運動」にも積極的に参加しています。この運動は、「まだ食べられるのに捨てられてしまう食品」を減らすことを目指した国民的な取り組みです。
八百屋として、食品を無駄にせず、消費者の皆さまへ美味しい食品を提供するだけでなく、売れ残り品や廃棄物も適切に処理し、再利用することで社会全体の食品ロス削減に寄与しています。
持続可能な未来を目指して
伊藤商店と株式会社アルフォ様の提携は、食品廃棄物の削減と再利用を通じて、地域社会と地球環境の未来を守る重要な一歩です。私たちは、消費者の皆さまに安心してお買い物を楽しんでいただけるよう、美味しい食品を提供するだけでなく、環境負荷の軽減にも取り組んでいきます。
持続可能な社会の実現は、一人ひとりの行動が積み重なることで達成されるものです。伊藤商店では、この取り組みを通じて地域の皆さまと一緒に未来を築いていけることを願っています。
最後に
今回の提携は、伊藤商店が食品ロス削減と資源循環を具体的に実現するための大きな一歩です。これからも、消費者の皆さまとともに、持続可能な社会づくりに向けて努力を重ねてまいります。