
こんにちは!東京・葛飾で四代続く老舗八百屋「FOOD PLACE ITO伊藤商店」の野菜ソムリエ、Mrs. Yukoです。
新鮮で美味しい野菜を皆さんにお届けすることをモットーに、栄養たっぷりのレシピや食べ方をご紹介させていただきます。
春キャベツ徹底ガイド!選び方から栄養満点レシピまで【野菜ソムリエ監修】
春の食卓に、みずみずしい甘さを届ける春キャベツ。「FOOD PLACE ITO伊藤商店」には、今年も採れたての春キャベツが並び始めました。
「春キャベツって、普通のキャベツと何が違うの?」「どうやって食べるのが美味しいの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
東京・葛飾の老舗八百屋、FOOD PLACE ITOの野菜ソムリエ、Mrs. Yukoが、春キャベツの魅力を徹底解説!選び方から栄養、簡単レシピまで、春キャベツを最大限に楽しむための情報をお届けします。この記事を読めば、あなたも春キャベツの虜になること間違いなし!
春キャベツとは? – 旬の時期と特徴
春キャベツは、3月から5月頃に旬を迎えるキャベツの一種です。一般的なキャベツに比べて、葉が柔らかく、水分が多く、甘みが強いのが特徴です。巻きが緩く、ふんわりとした形をしているのも春キャベツならでは。
春キャベツは、冬を越えて育つため、栄養をたっぷり蓄えています。特に、ビタミンCや食物繊維が豊富で、美容と健康にも嬉しい効果が期待できます。
春キャベツと冬キャベツの違い – 徹底比較
項目 | 春キャベツ | 冬キャベツ |
旬の時期 | 3月~5月 | 11月~2月 |
葉の柔らかさ | 柔らかい | 硬い |
水分量 | 多い | 少ない |
甘み | 強い | 控えめ |
巻きの緩さ | 緩い | 固い |
おすすめ調理法 | 生食 (サラダ、コールスロー)、浅漬け、炒め物 | 加熱調理 (煮込み料理、ロールキャベツ、炒め物) |
春キャベツは、水分が多くて柔らかいので、生で食べるのがおすすめです。サラダや浅漬けにすれば、春キャベツ本来の甘みとみずみずしさを存分に楽しめます。一方、冬キャベツは、加熱すると甘みが増すので、煮込み料理や炒め物に向いています。
美味しい春キャベツを見つけるための4つのポイント
せっかく春キャベツを買うなら、みずみずしくて甘みたっぷりの、本当に美味しいものを選びたいですよね。野菜ソムリエの私が、伊藤商店で春キャベツを選ぶ際に、ぜひチェックしてほしいポイントを伝授します!
- 葉の色: 鮮やかな緑色で、ツヤがあるものを選びましょう。
- 春キャベツは、葉の色が鮮やかな緑色をしているものが新鮮です。全体的にツヤがあり、みずみずしいものがおすすめです。
- ただし、外側の葉だけでなく、内側の葉の色もチェックしましょう。内側の葉が黄色くなっているものは、収穫から時間が経っている可能性があります。
- 葉の張り: 葉がピンと張っていて、しおれていないものを選びましょう。
- 葉がしおれていたり、乾燥しているものは、鮮度が落ちている可能性があります。葉がピンと張っていて、シャキッとしているものが新鮮です。
- 葉先が茶色くなっているものや、黒ずんでいるものも避けましょう。
- 重さ: 持ってみて、見た目よりも重みがあるものがおすすめです。
- 春キャベツは、水分をたっぷり含んでいるのが特徴です。持ってみて、見た目よりも重みがあるものは、みずみずしくて美味しい春キャベツである可能性が高いです。
- ただし、重すぎるものは、水分が多すぎて味が薄い場合があるので、注意が必要です。
- 切り口: 切り口が白く、みずみずしいものを選びましょう。
- 切り口が変色していたり、乾燥しているものは、収穫から時間が経っている可能性があります。切り口が白く、みずみずしいものが新鮮です。
- 切り口が茶色くなっているものや、黒ずんでいるものは避けましょう。

春キャベツを選ぶ際は、手に取って、じっくりと観察することが大切です。葉の色、張り、重さ、切り口など、五感をフル活用して、本当に美味しい春キャベツを見つけてくださいね!
春キャベツの栄養と健康効果 – 知っておきたい栄養満点情報
春キャベツは、そのみずみずしい甘さだけでなく、栄養も満点な優秀な野菜です。ビタミン、ミネラル、食物繊維など、私たちの健康をサポートする様々な栄養素がバランス良く含まれています。特に注目すべきは、以下の3つの栄養素です。
- ビタミンC: 免疫力UP、美肌効果、抗酸化作用
- 春キャベツには、100gあたり約40mgのビタミンCが含まれています。これは、レモン果汁の約半分に相当する量です。ビタミンCは、免疫細胞の働きを助け、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に効果的です。また、コラーゲンの生成を促進し、シミやシワを防ぐ美肌効果も期待できます。さらに、活性酸素を除去する抗酸化作用があり、老化防止にも役立ちます。
- ビタミンCは、水溶性ビタミンのため、一度にたくさん摂取しても、余分な分は体外に排出されてしまいます。春キャベツをこまめに食べることで、ビタミンCを効果的に摂取できます。
- ビタミンK: 血液凝固作用、骨の健康維持
- 詳細: 春キャベツには、血液凝固作用を助けるビタミンKも豊富に含まれています。ビタミンKは、血液をサラサラに保ち、血栓の予防に役立ちます。また、骨の形成を促進し、骨粗鬆症の予防にも効果的です。
- ビタミンKは、脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂取すると吸収率がアップします。春キャベツを炒め物やサラダで食べる際は、オリーブオイルやドレッシングをかけて食べるのがおすすめです。
- 食物繊維: 便秘解消、血糖値の上昇抑制
- 詳細: 春キャベツには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランス良く含まれています。不溶性食物繊維は、便のかさを増やし、腸の蠕動運動を活発にする効果があります。水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。また、食後の血糖値の急激な上昇を抑え、糖尿病予防にも役立ちます。
- 食物繊維は、便秘解消に効果的なだけでなく、腸内環境を整える効果もあります。春キャベツを毎日食べることで、腸内環境を改善し、免疫力UPにも繋がります。
その他の栄養素と効果:
- 葉酸: 細胞の成長やDNA合成を助ける
- カリウム: 体内の余分なナトリウムを排出し、高血圧予防に役立つ
- カルシウム: 骨や歯を丈夫にする
- イソチオシアネート: 抗がん作用や解毒作用

春キャベツは、まさに「天然のサプリメント」とも言えるほど、栄養満点な野菜です。ぜひ積極的に食卓に取り入れて、内側から輝く健康的な体を手に入れましょう!
春キャベツの保存方法 – 長持ちさせるコツ
春キャベツは、適切な方法で保存することで、鮮度を保ち、より長く美味しく楽しむことができます。ここでは、冷蔵保存と冷凍保存、2つの方法をご紹介します。
冷蔵保存 – 鮮度を保って約1週間
冷蔵保存は、春キャベツのシャキシャキとした食感とみずみずしさを保ちたい場合におすすめです。
手順:
- 芯をくり抜く: 包丁やフォークを使って、春キャベツの芯をくり抜きます。
- ポイント: 芯をくり抜くことで、成長を遅らせ、鮮度を長持ちさせることができます。
- 湿らせたキッチンペーパーを詰める: くり抜いた芯の部分に、軽く湿らせたキッチンペーパーを詰めます。
- ポイント: キッチンペーパーが乾燥してきたら、定期的に湿らせましょう。
- ポリ袋に入れる: 春キャベツ全体をポリ袋に入れ、口を軽く閉じます。
- ポイント: ポリ袋に入れることで、乾燥を防ぎ、鮮度を保つことができます。
- 冷蔵庫の野菜室で保存: ポリ袋に入れた春キャベツを、冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。
ポイント:
立てて保存することで、葉が傷むのを防ぎます。
保存期間:
約1週間

春キャベツを冷蔵保存する場合は、定期的に状態を確認しましょう。葉がしおれてきたら、外側の葉を剥がして、新しいキッチンペーパーを詰めてくださいね。
冷凍保存 – 長期保存に最適!約1ヶ月
冷凍保存は、春キャベツを長期保存したい場合におすすめです。
手順:
- 食べやすい大きさにカットする: 春キャベツを、用途に合わせて食べやすい大きさにカットします。
- ポイント: 炒め物にする場合は、ざく切りに。スープにする場合は、細切りにするなど、調理方法に合わせてカットしましょう。
- さっと茹でる: カットした春キャベツを、沸騰したお湯でさっと茹でます。
- ポイント: 茹ですぎると、食感が悪くなってしまうので、注意しましょう。
- 水気を切る: 茹でた春キャベツをザルにあげ、水気をしっかりと切ります。
ポイント:
水気が残っていると、冷凍した際に霜がつきやすくなってしまいます。
水気を切った春キャベツを、冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密閉します。
平らにして冷凍すると、解凍しやすくなります。
冷凍庫で保存: 冷凍用保存袋に入れた春キャベツを、冷凍庫で保存します。
保存期間:
約1ヶ月

春キャベツを冷凍保存する場合は、解凍せずに、凍ったまま調理するのがおすすめです。スープや味噌汁などに入れると、手軽に春キャベツの栄養を摂取できます。
春キャベツのおすすめ調理法 – 簡単レシピ集
春キャベツを使った、簡単で美味しいレシピをご紹介します。
春キャベツとベーコンの炒め物

材料 (2人分):
- 春キャベツ: 1/4個
- ベーコン: 50g
- ニンニク: 1かけ
- オリーブオイル: 大さじ1
- 塩: 少々
- コショウ: 少々
- レモン汁 (お好みで): 少々
作り方:
- 春キャベツはざく切り、ベーコンは短冊切り、ニンニクは薄切りにする。
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、弱火で炒める。
- ベーコンを加え、カリカリになるまで炒める。
- 春キャベツを加え、強火で手早く炒める。
- 塩、コショウで味を調える。
- お皿に盛り付け、お好みでレモン汁をかける。
春キャベツは、炒めすぎると水分が出てしまうので、手早く炒めるのがポイントです。仕上げにレモン汁をかけると、さっぱりとした風味になります
春キャベツのコールスロー

材料 (2人分):
- 春キャベツ: 1/4個 (約200g)
- ニンジン: 1/4本 (約50g)
- コーン (缶詰): 50g
- マヨネーズ: 大さじ3
- 酢: 大さじ1
- 砂糖: 小さじ1
- 塩: 少々
- コショウ: 少々
作り方:
- 春キャベツは手でちぎるか千切り、ニンジンは千切り、コーンは水気を切る。
- ボウルにマヨネーズ、酢、砂糖、塩、コショウを混ぜてドレッシングを作る。
- 春キャベツ、ニンジン、コーンをドレッシングで和える。
- 冷蔵庫で30分ほど冷やして完成。
その他のおすすめレシピ
- 春キャベツとアサリの酒蒸し
- 春キャベツの浅漬け
- 春キャベツの味噌汁
まとめ
いかがでしたでしょうか?春キャベツは、サラダで食べても、炒めても、煮込んでも美味しい、万能な野菜です。春キャベツを食卓に取り入れて、美味しく、健康的な毎日を送りましょう!
FOOD PLACE ITOでは、これからも皆様の食卓を豊かにする、旬の野菜情報を発信していきます。ぜひ、お店にも遊びに来てくださいね!
この記事が、あなたの春キャベツライフをより豊かなものにするお手伝いができれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!コメント欄で、あなたの好きな春キャベツレシピを教えてくださいね!