
こんにちは!東京・葛飾で四代続く老舗八百屋「FOOD PLACE ITO伊藤商店」の野菜ソムリエ、Mrs. Yukoです。
新鮮で美味しい野菜を皆さんにお届けすることをモットーに、栄養たっぷりのレシピや食べ方をご紹介させていただきます。
春の訪れとともに、八百屋さんの店頭を彩る旬の春野菜たち。みずみずしい新玉ねぎ、鮮やかな緑色の菜の花、シャキシャキの春キャベツ…見ているだけで元気をもらえますよね!
「FOOD PLACE ITO伊藤商店」は、東京・葛飾で四代続く老舗八百屋。野菜ソムリエのMrs. Yukoが、旬の春野菜の魅力をたっぷりお届けします。この記事では、春野菜の選び方から、栄養満点の食べ方、簡単レシピまで、あなたの食卓を豊かにする情報が満載です!さあ、春野菜の世界へ飛び込んでみましょう!
春野菜とは?
春野菜とは、一般的に3月から5月にかけて旬を迎える野菜のこと。冬の寒さを乗り越え、春の暖かさを浴びて育つ春野菜は、独特の風味と豊富な栄養が特徴です。
春野菜には、冬眠から目覚めた体を活性化させる効果があると言われています。苦味やえぐ味のもととなる成分には、解毒作用や抗酸化作用があり、健康維持に役立ちます。また、水分が多く、柔らかいので、消化にも優しいのが嬉しいポイントです。
代表的な旬の春野菜一覧
春の食卓を彩る、代表的な春野菜をご紹介します。それぞれの野菜の詳しい情報は、リンク先のページでチェックしてくださいね!
春キャベツ

- 旬の時期: 3月~5月
- 特徴: 葉が柔らかく、みずみずしい。甘みが強い。
- おすすめポイント: サラダ、炒め物、ロールキャベツなど、様々な料理に使える。
春キャベツの選び方やレシピについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
新玉ねぎ

- 旬の時期: 4月~5月
- 特徴: 辛味が少なく、みずみずしい。生で食べると甘みが際立つ。
- おすすめポイント: サラダ、マリネ、オニオンスープなど、生食・加熱どちらでも美味しい。
新玉ねぎの選び方やレシピについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
菜の花

- 旬の時期: 2月~4月
- 特徴: ほろ苦い風味が春を感じさせる。
- おすすめポイント: おひたし、和え物、パスタ、天ぷらなど、様々な料理に使える。
菜の花の選び方やレシピについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
アスパラガス

- 旬の時期: 4月~6月
- 特徴: 鮮やかな緑色とシャキシャキとした食感が特徴。
- おすすめポイント: ソテー、グリル、天ぷら、パスタなど、様々な料理に使える。
アスパラガスの選び方やレシピについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
スナップエンドウ

- 旬の時期: 4月~6月
- 特徴: サクサクとした食感と甘みが特徴。
- おすすめポイント: サラダ、炒め物、塩茹でなど、手軽に食べられる。
スナップエンドウの選び方やレシピについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
そら豆

- 旬の時期: 5月~6月
- 特徴: 独特の風味とホクホクとした食感が特徴。
- おすすめポイント: 塩茹で、焼きそら豆、豆ご飯など、シンプルに味わえる。
そら豆の選び方やレシピについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
たけのこ

- 旬の時期: 3月~5月
- 特徴: 独特の香りとシャキ
- シャキとした食感が特徴。
- おすすめポイント: タケノコご飯、煮物、天ぷらなど、和食によく合う。
たけのこの選び方やレシピについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
新じゃがいも

- 旬の時期: 5月~7月
- 特徴: 皮が薄く、みずみずしい。甘みが強い。
- おすすめポイント: 煮物、揚げ物、ポテトサラダなど、様々な料理に使える。
新じゃがいもの選び方やレシピについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
フキ

- 旬の時期: 3月~4月
- 特徴: 独特の香りと苦味が特徴。
- おすすめポイント: 煮物、佃煮、フキ味噌など、和食によく合う。
ふきの選び方やレシピについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
セリ

- 旬の時期: 3月~5月
- 特徴: 独特の香りとシャキシャキとした食感が特徴。
- おすすめポイント: 鍋物、おひたし、和え物など、爽やかな風味を楽しめる。
せりの選び方やレシピについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
春野菜の選び方
せっかく春野菜を買うなら、一番美味しいものを選びたいですよね!新鮮で美味しい春野菜を選ぶためには、いくつかのポイントがあります。野菜ソムリエの私が、春野菜を選ぶ際のポイントを伝授します。
共通のチェックポイント
- 葉や茎がみずみずしいか:
- 葉物野菜の場合は、葉がしおれていないか、乾燥していないかを確認しましょう。茎や葉柄も、ハリがあり、みずみずしいものが新鮮です。
- 色鮮やかでハリがあるか:
- 野菜本来の色が濃く、鮮やかであるかを確認しましょう。全体的にハリがあり、シャキッとしているものが新鮮です。
- 重みがあり、ずっしりとしているか:
- 見た目よりも重みがあるものは、水分をたっぷり含んでいて、新鮮な証拠です。ただし、葉物野菜の場合は、重すぎると水分が多すぎて味が薄い場合があるので注意が必要です。
- 切り口が新鮮か:
- 切り口が変色していたり、乾燥しているものは、収穫から時間が経っている可能性があります。切り口がみずみずしく、白いものを選びましょう。
種類別の選び方:
- 春キャベツ:
- 葉が柔らかく、巻きが緩いものを選びましょう。
- 葉の色が鮮やかな緑色で、ツヤがあるものが新鮮です。
- 持ってみて、見た目よりも重みがあるものがおすすめです。
- 新玉ねぎ:
- 表面が乾燥していて、ツヤがあるものを選びましょう。
- 首の部分が締まっていて、太すぎないものがおすすめです。
- 持ってみて、ずっしりと重みがあるものがおすすめです。
- 菜の花:
- つぼみが締まっていて、黄色い花が咲き始めていないものを選びましょう。
- 茎が太すぎず、葉が緑色で鮮やかなものが新鮮です。
- アスパラガス:
- 穂先が締まっていて、開きすぎていないものを選びましょう。
- 茎がまっすぐで、太さが均一なものがおすすめです。
- 切り口がみずみずしく、乾燥していないかを確認しましょう。
- スナップエンドウ:
- さやがふっくらとしていて、張りがあるものを選びましょう。
- 豆が大きすぎず、さやの色が鮮やかな緑色のものがおすすめです。
- そら豆:
- さやが大きく、ふっくらとしていて、張りがあるものを選びましょう。
- さやの色が鮮やかな緑色で、黒ずんでいないかを確認しましょう。
- タケノコ:
- ずっしりと重みがあり、表面にツヤがあるものを選びましょう。
- 穂先が黄色く、先が開いていないものがおすすめです。
- 切り口が白く、みずみずしいものを選びましょう。

野菜を選ぶ際は、手に取ってよく観察することが大切です。色、形、重さ、香りなど、五感をフル活用して、本当に美味しい春野菜を見つけてくださいね!
春野菜の保存方法
せっかく手に入れた旬の春野菜、できるだけ長く美味しく楽しみたいですよね。春野菜は、種類によって最適な保存方法が異なります。適切な方法で保存することで、鮮度を保ち、栄養を逃さず、より美味しくいただくことができます。
葉物野菜 (春キャベツ、菜の花、セリなど):
- 方法:
- 軽く湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで、葉全体を丁寧に包みます。
- ポリ袋や保存袋に入れ、口を軽く閉じて、冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。
- ポイント: 葉が乾燥しないように、適度な湿度を保つことが大切です。新聞紙やキッチンペーパーが乾いていたら、霧吹きで軽く湿らせましょう。
- 保存期間: 約3日~1週間
根菜 (新玉ねぎ、新じゃがいも、タケノコなど):
- 方法:
- 土を落とし、新聞紙で1つずつ丁寧に包みます。
- 風通しの良い冷暗所 (10℃前後が理想) で、重ねずに保存します。
- ポイント: 新玉ねぎは、風通しの悪い場所に置いておくと、すぐに芽が出てきてしまいます。風通しの良い場所で、吊るして保存するのがおすすめです。新じゃがいもは、光に当てると緑色に変色し、ソラニンという有害物質が増加します。必ず新聞紙で包み、光を遮断して保存しましょう。
- 保存期間: 約1週間~1ヶ月
その他 (アスパラガス、スナップエンドウ、そら豆など):
- アスパラガス:
- 湿らせたキッチンペーパーで根元を包み、立てた状態で冷蔵庫の野菜室で保存します。
- 保存期間: 約3日~1週間
- スナップエンドウ:
- ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
- 保存期間: 約3日~1週間
- そら豆:
- さやから取り出し、塩茹でしてから冷凍保存します。
- 保存期間: 約1ヶ月

野菜を長持ちさせるためには、購入後できるだけ早く保存することが大切です。また、傷んでいる部分があると、そこから傷みが広がってしまうので、傷んでいる部分があれば取り除いてから保存しましょう。
春野菜を冷凍保存する際のポイント
- 下処理 (茹でる、炒めるなど) をしてから冷凍すると、解凍後も美味しくいただけます。
- 冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密閉してから冷凍しましょう。
- 解凍後は、できるだけ早く調理するようにしましょう。
春野菜の栄養と健康効果
春野菜には、冬の間に蓄えた栄養をたっぷり含み、私たちの体を元気にしてくれるパワーが秘められています。ビタミン、ミネラル、食物繊維はもちろんのこと、春野菜ならではの特別な成分も豊富に含まれているんです。
ビタミンC
- 効果: 免疫力UP、美肌効果、抗酸化作用
- 詳細: ビタミンCは、白血球の働きを助け、ウイルスや細菌から体を守る免疫力を高めます。また、コラーゲンの生成を促進し、シミやシワを防ぐ美肌効果も期待できます。さらに、活性酸素を除去する抗酸化作用があり、老化防止にも役立ちます。
- 特に多く含まれる春野菜: 菜の花、春キャベツ、スナップエンドウ
食物繊維
- 効果: 便秘解消、血糖値の上昇抑制、コレステロール値の低下
- 詳細: 食物繊維は、腸内環境を整え、便通をスムーズにする効果があります。また、食後の血糖値の急激な上昇を抑え、糖尿病予防にも役立ちます。さらに、コレステロール値を低下させ、動脈硬化の予防にも効果的です。
- 特に多く含まれる春野菜: タケノコ、フキ、ウド
カリウム
- 効果: 高血圧予防、むくみ解消
- 詳細: カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げる効果があります。また、体内の水分バランスを調整し、むくみを解消する効果も期待できます。
- 特に多く含まれる春野菜: そら豆、新じゃがいも、アスパラガス

春野菜の苦味成分には、ポリフェノールや植物アルカロイドなどが含まれています。これらの成分は、抗酸化作用や解毒作用があり、体内の活性酸素を除去し、細胞の老化を防ぐ効果があります。また、肝臓の機能を高め、解毒作用を促進する効果も期待できます。
その他、春野菜に含まれる栄養素とその効果:
- ビタミンK: 血液凝固作用、骨の健康維持
- 葉酸: 細胞の成長やDNA合成を助ける
- β-カロテン: 抗酸化作用、免疫力向上
春野菜を食べることで期待できる健康効果
春野菜は、ただ美味しいだけでなく、私たちの健康を様々な面からサポートしてくれる、頼もしい存在です。積極的に食卓に取り入れることで、以下の様な効果が期待できます。
免疫力UP
詳細: 春野菜に豊富なビタミンCやβ-カロテンは、白血球などの免疫細胞を活性化し、ウイルスや細菌から体を守る力を高めます。特に、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですが、春野菜を食べることで、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に繋がります。

免疫力を高めるためには、ビタミンCをこまめに摂取することが大切です。春野菜は、生で食べられるものも多いので、サラダやスムージーなどで手軽にビタミンCを補給できます。
美肌効果
詳細: ビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化物質は、紫外線やストレスによって発生する活性酸素を除去し、肌の老化を防ぎます。また、ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を保つ効果も期待できます。

春野菜には、肌のターンオーバーを促進するビタミン類も豊富に含まれています。内側から潤いを与え、透明感のある肌へと導いてくれますよ。
便秘解消
詳細: 春野菜に豊富に含まれる食物繊維は、腸内環境を整え、便通をスムーズにする効果があります。食物繊維は、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑える働きもあります。また、便のかさを増やし、腸の蠕動運動を活発にする効果も期待できます。

便秘気味の方は、食物繊維を積極的に摂るように心がけましょう。春野菜は、サラダやスープなど、様々な料理に取り入れやすいので、毎日の食生活にぜひプラスしてみてください。
高血圧予防
詳細: 春野菜に豊富なカリウムは、体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げる効果があります。高血圧は、動脈硬化や心疾患などのリスクを高めるため、カリウムを積極的に摂取することで、これらの病気の予防に繋がります。

塩分を摂り過ぎてしまったと感じた時は、カリウムが豊富な春野菜を食べるようにしましょう。カリウムは、体内のナトリウムバランスを整え、血圧を正常に保つ効果があります。
疲労回復
詳細: ビタミンB群やアスパラギン酸などの栄養素は、エネルギー代謝を促進し、疲労回復をサポートします。特に、アスパラギン酸は、アンモニアを体外に排出する働きがあり、疲労物質の蓄積を防ぐ効果が期待できます。

疲れた時は、春野菜を使った料理を食べて、エネルギーをチャージしましょう。特に、アスパラガスやスナップエンドウは、疲労回復効果が高いのでおすすめです
生活習慣病予防
詳細: 春野菜に含まれる抗酸化物質や食物繊維は、血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロール値を低下させる効果があり、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病予防に役立ちます。

生活習慣病予防のためには、バランスの取れた食生活が大切です。春野菜を積極的に取り入れ、健康的な食生活を送りましょう。
春野菜は、まさに「食べる美容液」とも言えるほど、栄養満点な食材です。ぜひ積極的に食卓に取り入れて、内側から輝く健康的な体を手に入れましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?旬の春野菜は、食卓を彩るだけでなく、健康にも良い効果をもたらしてくれます。ぜひ、Food Place Itoで新鮮な春野菜を手に入れて、春の味覚を存分にお楽しみください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!コメント欄で、おすすめの春野菜レシピを教えてくださいね!